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30年後の今、地域づくりに活かす震災の教訓

2025.01.17コラム他問自答(LDNの考え)|

今から30年前、1995年1月17日、阪神淡路大震災がありました。

当時は大学4年生。オウム地下鉄サリン事件と併せて、ニュースから流れてくる報道と共に、強く印象に残っています。

そして、私と同い年の若者でも、災害ボランティアとして活動する姿などを見聞きし、何もできず不甲斐ない自分と向き合うキッカケにもなりました。

また災害復興に汗をかく建築家や大人達の背中を見て、自分も社会の役に立つ、立派な大人になりたいと感じ、少なからず影響を受けました。

 

社会人になってまちづくりに傾倒するようになると、コミュニティデザインの基礎をつくった延藤安弘さんの著書などを通じて、有事だけでなく、平時の繋がりコミュニティが如何に大事かを知り、住民参加型のまちづくり(まち育て)を学ぶようになりました。

延藤さんの著書『おもろい町人(まちんちゅ)』には、神戸市真野地区の取組みが登場します。その後、神戸に行く機会があった際には、防災未来センターや長田区、安藤忠雄さんの建築などを見て、以来「自分にできることは何か?」と自問自答しながら試行錯誤を繰り返してきました。地域を活かすのは総ては人。ポジティブな人と人が繋がれば、復興の大きな原動力になる。その逆もまた然り。人とその関係性こそ地域活性化の鍵となる。震災からの学びや影響は、これが一番大きいと思います。

 

その後、地域づくりのNPOに関わるようになったのも、

2004年に入った(財)日本総合研究所にて、地域再生関連の調査事業や無電柱化に関わったのも、

そして、2010年に入った(株)地域活性プランニングに転職し、独立して今の仕事をするようになったのも、すべて根っこは繋がっています。

今でこそわかるようになりましたが、地域経済が果たすべき役割は非常に大きい。日常の経済が回らなければ、復興にも時間が掛かります。

自分の強みは、それまでの職歴(長い営業経験で得た対人折衝力やロケ活用で得たPRスキル)と経験しかありません。

それをベースに、これからも地域経済の活性化に汗をかきたいと思います。

 

明日1/18(土)は、埼玉未来大学の地域ビジネスコース「マーケティング講座」を担当します。

この講座の講師をするのも、今期で5回目。震災の教訓を基に、このような活動を通じて、域経済の担い手育成に、少しでも尽力できれば幸いです。

 

▼みんなで減災 防災情報のページ(内閣府)

https://www.bousai.go.jp/index.html

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