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相談対応で大事にしている『行動規範』とは?

2025.04.01コラム他問自答(LDNの考え)|

公的支援の専門家として7年目に入りました。

「地域の活性化」から『地域経済の活性化』にフォーカスを絞り、自社ミッションの実践として応募したのが、中小企業庁の仕事「よろず支援拠点」でした。

2019年の当時から、定員枠の数倍もの倍率だった狭き門に、中小企業診断士ではないPRプランナーが採用されたのは、全国的にも数例しかなく、埼玉県では初めてのことです。

 

よろず支援拠点で、まず驚いたのは、公的支援には珍しく、徹底した数値目標と、専門家個人に対する評価管理です。毎年一回、利用者全員を対象とした満足度調査が行われ、そのアンケート結果が、全国平均や拠点別平均と併せて、個人の評価がどうだったかをフィードバックしてもらえます。一年間の働きぶりに対する”通信簿”をもらうようで、良い意味での緊張感遣り甲斐も感じます。

 

行政の仕事なので、単年度予算。

国の方針が変われば制度自体が無くなるし、プロのスポーツ選手と同様に一年単位の契約なので、未来の保障は一切ありません。そこは経営者やアスリートと一緒ですね。身体を壊せば戦力外、常時高いパフォーマンスを維持することがプロとして欠かせません。アスリートと違うのは、個人の成績と報酬が連動しない点ですが、利用者からは高く評価され、専門家として必要されること自体がプライスレスな喜びです。

幸いにもアンケート結果では、全国平均や埼玉県平均と比較して、頭一つの抜けた評価を毎年キープすることができ、目標数字も及第点が獲得できているようです。

 

ありがたいことに、3年目くらいから支援機関や相談者からもご指名が増え、今では”行列ができる相談員”とも呼ばれるようになりました。いつも満点という訳にはいきませんが、伴走支援を行うコンサルタントとして、相談を受ける際にいつも大事にしていることがあります。

その行動規範が、次に挙げる3点です。

 

【行動規範】

①会った時より笑顔にして帰す

②他人事の無責任な提案ではなく、自分ならどうするかと考える

③本人が「これならできる」と思える行動に落とし込み、背中を押す

 

これが私のクレド(信条)です。

初心を忘れず原点回帰。

これからは人材育成にも力を入れたいので、私が伝えられることは惜しみなく提供していきたいと思います。

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