2024.04.10グッドタウンをつくる担い手|
先月3/31(日)野川染織工業の新しく生まれ変わった直営店【甕覗き(かめのぞき)】の内覧お披露目会に招かれ、お祝いを兼ねて訪問してきました。
来る4/20(土)、の公式オープン日には、地元のイベントとして復活し、定着しつつある【青縞の市】も開催されます。
▼野川染織工業株式会社
http://www.nogawasenshoku.com/
▼直営店【甕覗き】と【青縞の市】詳細
http://www.nogawasenshoku.com/guide/company.html#jbt
【藍染】は埼玉の伝統産業の代表格の一つで、渋沢栄一翁の稼業とも縁の深い日本の宝です。
栄一翁の出身地・深谷と水運で繋がる羽生市は、利根川流域の豊富な水源と肥沃な大地に恵まれた「藍のふるさと」です。今でこそ僅か数社を残すのみとなりましたが、最盛期には紺屋(こうや)と呼ばれる藍染事業者が300軒ほどあったと言われています。
その活況ぶりを記すのが、国語の教科書にも掲載された田山花袋さんの小説『田舎教師』。
物語の冒頭には、
”四里の道は長かった 其間に青縞の市の立つ 羽生の町があった”
と紹介されるように、当時は藍に染まった糸や布地がはためく市場が立っていたようです。
この【青縞の市】を再び、、、と立ち上がった仕掛人が、他でもない野川染織工業の野川雄気さん。
2021年に新しい形の【青縞の市】をつくろうと、市内外の仲間に声をかけて実行員会を立ち上げ、同年11月7日に初回を成功させると、市内各地で場所を変えながら、年に数回コンスタントに開催してきました。
そして今回の直営店リニューアルオープンでは、店舗前に広がる空間を活用して【青縞の市】が開催されるので、この機会にぜひお出かけください。藍染の小物から寝具まで、幅広いアイテムも揃っていています。
事前お披露目会には、市長や議員さん、地元の同業者も駆けつけており、羽生が世界に誇る藍染の魅力発信拠点として、地元からも厚い期待が寄せられていることが伝わってきました。
▼アクセス地図
https://maps.app.goo.gl/dWDfeu1hYz6bX7vz9
※イオンモール羽生からもほど近く、足に自信のある方なら南羽生駅から徒歩20分強で行くことができます。
ちなみに、お披露目会では、野川雅敏社長(4代目)の挨拶だけでなく、専務となった野川雄気さん(5代目)による説明で、何度も私の名前を挙げて支援が役立ったことに言及いただき、心から感謝です。