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民主主義社会の実践国として何歩も先ゆく北欧

2024.11.05海外の動き|

シニア向けの講演準備でスライドを作成しています。

その中で、私自身の原体験ともなったスタディーツアーを一枚にまとめました。

そのツアーのテーマはズバリ、「持続可能なスウェーデンツアー」。

環境問題を中心に海外の地域づくりを必死に学んでいた2004年に参加しました。

行先はスウェーデン。主催者のレーナさんは旅行業の免許を持つわけではないので、必然的にストックホルムで現地集合・現地解散という行程。ハードルの高い内容でしたが、中身の濃いプログラムに、日本国内各地から10人以上が集結しました。

 

こんな機会は二度とないと思い、雑誌で気になっていたデンマークのエコ村2ヶ所も入れるべく、前後泊を追加。

実際に行ったのは下記の行程です。

 

人権、福祉、環境問題、教育分野でも先進国だと言われる北欧ですが、それぞれの分野が優れているというよりも、実際に行ってみて痛感したのは「自分達の暮らす社会は自分達の手でつくる」という民主主義社会の原点そのものでした。

環境問題にしても、かつては、首都ストックホルムにあるメーラレン湖に汚水が垂れ流しだったのに、今や子ども達が泳げるほど綺麗になりました。日本社会だと大人達が決めた枠組みの中で振る舞うことを教育されるため、「ルールで決まっているから」と思考停止に陥ることが多いですが、北欧では「社会のルールは柔軟に変えて良い」ことを小さい頃から学びます。

そのような基礎が社会を変える大きな礎となっているんですね。

教育の大きなツケは大きいです。

~~~~~~~~~以下が私の全行程~~~~~~~~~~~

2004年0521(東京 Tokyo →ストックホルム Stockholm 

東京 (成田空港) 1145  コペンハーゲン 1615  SK984便

コペンハーゲン  1810   ストックホルム  1920  SK420便 (所要:14時間35)

Stockholm; Nordic Sea Hotel

Tel: +46-8-50 56 3113

20040522(ストックホルム(Stockholm)滞在

ハーガ公園(市内にある国立エコパーク)、蝶と鳥の館、建築博物館、旧市街など

Stockholm; Scandic Continental

Tel   +46(0)8 517 342 00

—————————▼団体行動▼——————————–

「持続可能なスウェーデン・ツアー 2004」Sustainable Sweden Tour 2004

2004年522日(土)~529日(土)

主催:持続可能なスウェーデン協会(Sustainable Sweden Association

 

20040523日(日) ストックホルム(Stockholm)→ウーメオ(Umeå

ホテルにてブリーフィング、ストックホルム旧市街、菜食レストラン

中央駅からアーランダ・エクスプレスにて空港へ(所要:20分)

ストックホルム14:35発 ウーメオ15:35着 SK034(所要:1時間)

ウーメオ(Umeå)市にあるコンサル企業エーサム社(Esam AB)訪問

講演「包括的な見方~システム条件とシステム思考」

持続可能なスウェーデン協会会長 トルビョーン・ラーティ(Mr. Torbjörn Lahti

レストランボートにて主催者や関係者と交流・夕食

Umeå: Scandic Plaza

tel: +46 (0) 90 205 63 00

2004年0524日(月) ウーメオ(Umeå)滞在

セーバルゴーデン(Sävargården)自然と文化公園内の歴史建築を訪問

講演「スウェーデンの環境取り組み」:レーナ・リンダル

講演「スウェーデンの環境政策入門~国の環境目標から地域の環境目標へ」

ヴェステルボッテン(Västerbotten)県在中央政府出先機関

レーンスティーレルセン(Länsstyrelsen)、環境目標プロジェクト・リーダー、

課長 イェンス・バックマン(Mr. Jens Backman)

環境複合地区グリーンゾーン(GreenZone)訪問

講演「将来の車燃料とバイオ燃料地域(Biofuel Region)プロジェクト」

エーサム社社長、プロジェクト・リーダー、ミカエル・ヤルムビー(Mr. Michael Jalmby)

講演と見学「乗用車利用者のための循環型地区グリーンゾーン」

建築家、グリーンゾーン設計兼プロジェクト・リーダー、アンダーシュ・ニークビスト(Mr.Anders Nyqvist

ニークビスト氏を囲んで夕食

Umeå: Scandic Plaza

tel: +46 (0) 90 205 63 00

2004年0525日(火) ウーメオ(Umeå)→ローバツフォッシュ(Robertsfors

地元のレッカー会社ウーメアシスタンス社(UmeAssistance)訪問

講演「中小企業のグループ型14001認証取得と企業の環境教育」

エ−サム社、環境検査役と企業コーディネーター、サーラ・アンデルソン(Ms. Sara Andersson)

講演と見学「ヴェステルスレット(Västerslätt)企業環境グループの一員としての環境取り組み」

ウーメアシスタンス社、役員、環境と品質担当者、マッティアス・ハンソン(Mr. Mattias Hansson

信号機のないウーメオ市内を自由行動にて視察(観光局、図書館、文化センター)

バスにてローバツフォッシュ市オックルシェンにあるエステルンドストルペト(Österlundstorpet)農場へ

協働で夕食準備をし、ホストと交流を深めた後農場民宿に宿泊

Åkullsjön:Österlundstorpet

tel: +46 (0)934 410 78

2004年0526日(水) ローバツフォッシュ(Robertsfors)滞在

講演「スウェーデンの保育と学校制度と学校庁による持続可能な学校認証制度」

エーサム社、バルブロ・カッラ (Ms. Barbro Kalla)

講演「スウェーデンにおける持続可能な開発と持続可能なローバツフォッシュ・プロジェクト」

プロジェクト・リーダー、トールビョーン・ラーティ

オックルシェン小学校訪問し生徒や学校職員と交流

再生可能エネルギーである木質ペレット工場(エム・ベー・アー・ベー・エネルギー社(MBAB Energi))見学

バスにて移動、世界遺産となっている教会村ルーレオ(Luleå)の「教会村」で夕食、健康施設で宿泊

Svanstein; Hälsans center

Tel: +46 (0) 927-201 30

2004年0527日(木) オーベルトーネオ(Övertorneå)→北極圏

スウェーデン初のエコ自治体オーベルトーネオ市を訪問

オーベルトーネオ自治体のアジェンダ21コーディネーター兼公園エンジニア、アンニカ・ケイス・ランピネン(Ms. Annika Keisu Lampinen)の案内によりグレンセエルブ高等学校(Gränsälvsgymnasiet“国境川高等学校”)学校食堂で昼食(有機食品メニュー)、生徒との交流

講演「スウェーデン初のエコ自治体オーベルトーネオ市~その歴史と将来」

前アジェンダ21コーディネーター、ロルフ・クンム(Mr. Rolf Kummu

エコ建築法による民宿にて村や宿の説明、バルト海を眺めながらの夕食

講演「スウェーデンにおける村開発とカーリクス(Kalix)自治体の持続可能な村プロジェクト」

プロジェクト・リーダー、パー・ホルムクヴィスト(Mr. Per Holmqvist)

Pålänge: Land & Strand

tel: +46 (0) 923-240 03

2004年0528日(金) カ ーリクス(Kalix

講演「カーリクス自治体のIT 民主主義と持続可能な村開発プロジェクト」「民主主義と社会参画」

講演と見学「14の村の協力体制について~産業開発を目指した村開発」

エーブレビグデン(Övrebygden)協力体制代表、ミカエル・エリアソン(Mr. Mikael Eliasson

釣り体験、野外で昼食

ホテルにてワークショップ「ホテルにてツアーを終えて」

Luleå: Hotell Örnviken

Tel: +46  (0) 920-252 325

2004年0529日(土) ル ーレオ(Luleå)→ストックホルム(Stockholm

ルーレオ 9:30 発 ストックホルム 10:50着  SK005(所要:1時間20分) 解散

—————————–▲団体行動▲——————————

ユーニバッケン、ユニバーサルデザインのヴァーサ号博物館、スカンセン野外博物館、カクネス塔

Stockholm: Elite Hotel Stockholm Plaza

Phone: +46 (0)8 – 566 220 00

20040530日(日) ストックホルム滞在

ソーデルマルム、21世紀の最先端エコ住宅街ハンマビー・ショースタッド臨海地区視察、coop、旧市街

Stockholm: Elite Hotel Stockholm Plaza

Phone: +46 (0)8 – 566 220 00

20040531日(月) ストックホルム滞在

お祭り、水上観光、シェップスホルメン島

Stockholm: Elite Hotel Stockholm Plaza

Phone: +46 (0)8 – 566 220 00

2004年0601日(火)  ストックホルム Stockholm → コペンハーゲン Copenhagen 

ストックホルム  1005  コペンハーゲン1115   SK407 便(所要:1時間10分)

市内視察と観光、市内のエコ区域クリスチャニア訪問

Copenhagen: Mermaid Hotel

Tel: +45 33 12 65 70

2004年06月02日(水) コペンハーゲン滞在

ロスキレ市図書館、郊外のエコ村ムンクスゴー視察、チヴォリ公園

Copenhagen: Mermaid Hotel

Tel: +45 33 12 65 70

2004年06月03日(木) コペンハーゲン滞在

オアスン橋を電車で渡ってスウェーデンのマルメ市視察(スカンジナビア最大の図書館、住民参加型計画都市オーグステンボリ地区)

Copenhagen: Mermaid Hotel

Tel: +45 33 12 65 70

2004年0604日(金)  コペンハーゲン Copenhagen → 東京 Tokyo 

コペンハーゲン 1545  東京 (成田空港) 0935   SK983 便(所要:10時間50分)

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